信用保証協会の活用
信用保証協会は信用保証協会法に基づき設置された認可法人です。各都道府県に一つずつあります。以下では信用保証協会について詳しくご説明いたします。
保証人になってくれる
民間の金融機関から融資を受ける場合、保証人や担保を必要とされることが多く、保証人になってくれる人がいない、担保にできる財産がない人は、融資を受けることができない場合があります。しかし、保証人がいない、担保がない人でも会社設立を目指している人はたくさんいます。このような人を支援するための制度が信用保証協会です。
信用保証協会は中小企業や個人事業主が金融機関から融資を受ける際に、その連帯保証を受託するという機能を担っています。そのため、万が一、融資を受けた起業家の借金返済が滞ってしまった場合には、連帯保証人となった信用保証協会が金融機関へ建て替え払いをします。起業家は、建て替えた信用保証協会に借金を返済していくことになります。
保証料
信用保証協会が連帯保証をする場合、その債務者(=起業家)に所定の保証料を請求します。料率(年率)はその企業の財務内容等により決められ、保証額の0.5%〜2.5%程度の金額を債務者は融資実行時に返済期間の数年分を一括して支払うか、毎月の銀行金利とセットで支払っていくかを選択できます。
審査
信用保証協会は融資を受けたい企業から保証委託の申し出を受けた場合、これを受け入れるか、厳正な審査を行います。2週間〜2カ月の審査期間を経て決定されるのですが、場合によっては減額回答のケースもあります。
金融機関を選ぶ
創業者の場合どの金融機関から融資を受けるべきか迷うかと思います。そんなときは、まず「立地」です。今後の利便性を考え、ご自身の事務所から近い金融機関を選びましょう。次に「姿勢」も大切です。銀行担当者やその支店と接する中で、事業を積極的に支援してくれそうかどうか、人として付き合いやすそうかどうか、をよく見るようにしましょう。
様々な保証制度
不動産担保制度や売掛金担保制度、社債保証など、一般無担保融資だけではない各種制度がありますので、ご自身のニーズに合った活用をぜひ検討してみましょう。
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